水の音、無形の雫

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七つの大罪、あるいは食事のこと『アマガミSS』   2010.11.27



いよいよ最終章に入った「アマガミSS」の話です。

今期随一の紳士アニメであるところのアマガミSSの、各ヒロイン(みゃーを含む)が、実はキリスト教の「七つの大罪」に対応しているのではないかという電波を不幸にも受信してしまい、受信した以上は書かざるを得ないだろうということで筆を取らせていただいた次第です。

※七つの大罪
「七つの大罪」は罪悪そのものではなく、人間を罪に導く要因たりえる感情や特性、欲望であると考えられた。ここで言う罪悪とはキリスト教概念における「罪(sin)」であり、一般的な罪とは異なる。
-ニコニコ大百科より-


なるほど罪そのもではなく「欲望」であるわけですね。
七つの内訳を見てみると「大食(暴食)」「強欲(貪欲)」「怠惰(堕落)」「嫉妬(羨望)」「色欲(淫蕩)」「高慢(傲慢)」「憤怒(激情)」とあります。
では、その中でどの項目が誰にあてはまるのか、早速確認していきます。


・大食(暴食):桜井梨穂子

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これは分かりやすいですね。
梨穂子編は全体的に「ダイエット」という、「食事」と密接な関係のある行為がテーマになっていましたし、実際にはダイエットなどと抜かしつつも見ているこっちが吐き気を催すほどお菓子や甘いものやスイーツを食い散らかしていました。
これだけ美味しそうに食べてくれる相手になら喜んで財布の紐も緩めますよね。
孫にやたらとお菓子を食べさせたがるお婆ちゃんの気持ちが分かるような気も。


・強欲(貪欲):中多紗江

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一見気弱そうでおとなしそうで「欲望」などとは無縁に見えて、実際には誰よりも貪欲な思考の持ち主でした。
そうであればこそ、気が触れてるとしか思えない橘さんの「指示」にも忠実に従い、あまつさえ「教官」などと呼び慕っていたわけですね。
もちろんそこには、自分を変えたいという貪欲な姿勢とともに、橘紳士を教官と呼ぶことで、「誰かの所有物になりたい」というドM精神剥き出しの欲求が潜んでいたことは指摘するまでもないでしょう。


・怠惰(堕落):棚町薫

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第一話の「アクユウ」というタイトルにしてもそうですし、中学時代からの幼なじみという怠惰な関係が主なテーマになっていました。
幼なじみは甘え。
また、主人公との関係性だけでなく、棚町さん自身も男勝りで大雑把な、「怠惰」を思わせる人物として描かれていました。
あるいは、平気でパンツを見せつけたり、「おヘソ」へのペロペロを躊躇なく受け入れるあたりからも、性的な堕落を感じてしまいます。


・嫉妬(羨望):橘美也

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この作品の正ヒロインであることころのみゃーは、多くの場面で「嫉妬」を見せています。
今期の他の作品で言えば「ヨスガノソラ」の穹ちゃんなんかもそうですが、ループするセカイ(正確にはパラレルワールド)において、唯一常に主人公の側にいる」特権を与えられつつも、逆に、「常に主人公と他の女のイチャイチャを見せつけられる」という不遇な立ち位置を押し付けられる妹ポジション。
妹の歴史は嫉妬の歴史なのです。
(それにしてもアスミスの不遇ぶりは一度論じる必要がありそうな気がします)


・色欲(淫蕩):森島はるか

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原点にして聖典であり性典。
多くの男を無自覚に誘惑し、橘さんを完全に犬扱いするのみならず、「膝裏」などといった誰もがドン引きしそうなフェティシズムに疑問を持たないというところに性的な意味での罪深さを感じずにいられません。
そもそも年上のお姉さんという時点で既にエロいですし、その女王ぶりは我々にとって大きな希望となりました。
参照:夏期新作アニメレビュー(1) ~鬼畜調教アニメ誕生~ 『アマガミSS 第一話』


・高慢(傲慢):絢辻詞

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黒つj絢辻編がまだ未完結のため多くを語ることはできませんが、ウィキペや原作のイベントCGを見る限りにおいて「高慢」に該当するのは絢辻さんしかいないと確信しております。
「仮面優等生」という言葉に惹かれない男はいないでしょうね。


・憤怒(激情):七咲逢

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七咲は最初から怒っていました。
第一話のサブタイトルからして「サイアク」でしたし、橘さんのデリカシーのない言動には度々怒りを顕にしていましたよね。(憤怒というよりは唖然とか呆然と言った方が適切な気はしますが)
水泳部での一悶着なんかも彼女のどうしようもない憤りを的確に表現していました。
もっとも、「憤怒」よりも別解釈の「激情」の方がより彼女の本質を表していると言えます。
デレてからの彼女の激情は他のヒロインとは明らかに一線を画していました。
でなければ全裸で混浴はないですよね。
全編通して最も感情の動きが大きかったのではないでしょうか。


さて、こうしてみるとアマガミという作品が、人間の欲望を丸裸にした、「痛いところを突いてくる」作品であるというのがよく分かりますね。
その一方で、ただ単に欲望を描くだけでなく、例えば棚町編の「怠惰(な関係)→関係の進展」であったり、七咲編の「憤怒→デレ」だとか、桜井編「大食→ダイエット」といったような、欲望の否定(脱却)が描かれてもいたりと、改めてこの作品の奥深さを感じてしまいもします。

また、これら七大罪の中心核、主人公であるところの橘さんに至っては、全ての欲望を受け入れるのみならず、自らも欲望の体現者であるという点を特筆せずにはいられません。
あらゆる「罪」を内包した存在、川上稔的に言えば「全竜」、それが橘さん。
彼のポテンシャルの高さは我々も見習うべきであると共に、でも絶対あんな風にはなりたくはないと微妙に矛盾した気持ちを抱かされますよね。


と、以上がアマガミにおける「七つの大罪」の話でした。
ここからは七大罪に関連しているのかいないのか、この作品においてしばしば目にする「食事」に関しての話題です。

・性欲と食欲の関係

このアマガミという作品は、「性」と同様に「食」が大きくクローズアップされています。
とにかくよく食べる。

例えば、森島編では「緊縛ラーメンプレイ」が行われていましたし

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棚町編では「ファミレス」が重要な舞台になっていたり

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中多編なんかはそもそも出会いが「食堂」でしたし

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七咲編においては「ラーメン」に変身するわ「おでん」を頬張るわ

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桜井編に至ってはもはや言わずもがな

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(俺の)みゃーは常に「マン◯肉まん」を欲してもいるでしょう

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ほんとによく食べるアニメですよね。
上記のような主だったシーン以外では、お弁当を広げているシーンやお菓子をボリボリ頬張っているシーンなんかは「アマガミのあるある」になりそうなぐらいの頻度で描かれています。

さて、これら「食」に関するシーンの中で、特に重要なのは森島編と七咲編で描かれた「ラーメン」でしょうか。
この二つのラーメンは、「食」であると同時に「性」の要素も含んでいます。
(森島ラーメンは「プレイ」であり七咲ラーメンは橘さんの性的欲求の表出)
もちろんこれらの性―食の繋がりは、「女を食う」という表現に繋がっていますし、そもそも作品タイトルの「アマガミ=アマ噛み」からして「咀嚼=食事」をイメージさせもします。
また、「アマガミ=尼(海女)噛み」という解釈も可能なわけですから、「女を食う」という表現にも合致しますよね。

これだけの要素が表沙汰になってしまえば、この作品における「食事」とは「性行為」に他ならないのではないかという結論に至ってしまったことを誰も責めることなど出来ないでしょうし、新しく始まった絢辻編では一体どんな卑猥な「食事」風景が描かれるのかと期待してしまっても何ら不自然ではありません。
(あるいは、桜井編なんかは、他の編とは違い「橘さんが女を食う(食ったであろう)」描写がなされず、「俺たちの戦いはこれからだ」エンドで描かれましたが、このことも、桜井編のテーマが「ダイエット」即ち、「食うことを我慢する」というものであったことを考えると、極めて妥当な結果だったと言えますよね。)

何にせよ、これでもかと言うほど大量に散りばめられた「食事」風景に、我々は何かしらの性的な隠喩を読み取らずにはいられませんし、下手をすると既に、我々は女性が食事する光景を見ただけで性的な興奮を覚えるように洗脳されている可能性も捨てきれなくなってきます。
これは恐ろしくもあり喜ばしい事態でもありますが、何れにせよ、今はただ絢辻編での不健全な「食描写」を刮目しておきましょう。

(どうでもいいですが人間の「三大欲求」として「食事・睡眠・セックス」が挙げられますよね。そして前述のように性行為のことを「女を食う(男を食う)」と表現することもあれば、「女と寝る(男と寝る)」と表現することもあります。
そうなってくるともはや人間の三大欲求とは実は「セックス・オナニー・ペロペロ」とかなんかそういうのではないのかと思ってもしまいますが特に間違ってないような気がして困っています。)

以上。














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夏期新作アニメレビュー(1) ~鬼畜調教アニメ誕生~ 『アマガミSS 第一話』   2010.07.03



月も変わり続々と新作アニメ作品が始まっていますね。
本日取り上げますのは『アマガミSS』でございます。

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正直、この作品は当初全く注目しておらず、スルー候補の一つだったわけですが、監督・シリーズ構成がWORKING!!の平池芳正ということで一応見ておくかと視聴してみたら、そこにはとんでもなくアブノーマルな世界が広がっており、思わず歓喜の声を上げるとともに少々動揺してしまいもしました。

俺はPS2などというハイテクな設備は持っていないので、原作も完全にスルーしていてその全貌を全く知らなかったわけでありますが、ちょっと調べてみたらどうも主人公の男の子が類稀な変態として有名みたいですね。

確かに、このアニメ第一話においても、主人公の変態マゾヒストぶりが遺憾なく発揮されておりました。
(もっとも、原作のレビューなんかを見てみても、どうやら主人公は己の性癖に自覚的ではないようですが)

第一話で提示された、数々のマゾ的なキーワードを読み解いていけば、この作品が単なるハーレム恋愛アニメなどではなく、崇高な理念に基づいて制作されたマゾ調教アニメであることが理解できるでしょう。
(原作のゲームもきっと、俗に「調教ゲーム」と呼ばれる類なのでであろうことが安易に読み取れます)


例えば、冒頭において主人公の回想として、「デートの約束を彼女にブッチされる」という高度な放置プレイを嗜んでいたことが明かされていますし

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暗い押入に閉じこもるという深層心理での「監禁願望」の表出を見せられては

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この時点でも既に主人公がどうしようもないマゾヒストであると確信が持てますし、学校のお昼休みにおいては、ビッチ系のヒロインにパンを買いに行かされる(=使いパシリ)という典型的なマゾ行為が描かれてもいました。

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もちろん、ジャンケンに負けるということ自体が、主人公が真性のマゾ体質であることを演出するための装置になっていますし

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また、名前も知らない後輩の女の子のために自らパンの買い付け役を買って出るという極めて紳士的な態度も決して見逃せません。

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無自覚でありながら、素晴らしい奴隷根性が染み付いています。


そして、第一話、というか第一章のヒロイン、上から目線で人を見下したような視線が魅力的な森島先輩。

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この高嶺の花系ビッチヒロインには数多くの視聴者が従属願望をあらわにしたことでしょう。
当然のことながら、主人公もその隷属嗜好を隠し切れません。
(そもそも前述の、「名前も知らない後輩のためにパンを買いに行く」というプレイも、森島先輩の気配をそのマゾメーターで敏感に察知した上での無意識下における奴隷アピールだったわけですから、主人公のマゾ体質がよく分かろうというものでしょう)

放課後の図書室なんかでは、森島先輩からの激しいタックルを受けた上で

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荷物持ちをさせられるという、もはや当たり屋としか思えない所行にも、なぜか満足気な恍惚の表情を浮かべていますし

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その際には、持たされた本のタイトル/ジャンルによって、名前も認知されていなかった主人公が、晴れて森島先輩の「犬」になった瞬間であることが表現されました。

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天然物の女王様気質には思わずひれ伏したくなりますね。


また、続く昼休みのシーンでは、森島先輩の人間椅子となることで、主人公が尻に敷かれる側であることが殊更強調されて描かれもするでしょう。

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(※画面には映っていませんが右腕をキメられています)


そして何より、ラストの告白シーン。

ここではまず最初に「使い捨てカイロ」が象徴的に描写され

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森島先輩に差し出すなどしては忠実な下僕たりうることをアピールしてもいますが

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「でもダメ」などと最高に美味しいご褒美を頂いては

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この時点で、森島先輩にとっては、この主人公など「使い捨てカイロ」と同程度の価値しかない、つまり、使い捨ての荷物持ち程度にしか思われていないという、極めてマゾヒスティックな事態に直面するわけですね。

この「使い捨てカイロ」と「使い捨て主人公」の対比は見事でした。
ドM調教アニメの第一歩としてはこの上ない素晴らしい演出だったのではないでしょうか。





と、いったあたりで、第一話レビューでしたが、何より、作品タイトルに付けられた『SS』というキーワードが、例えば洋服の「LLサイズ」と同じような、「S=サド」の上位/強調系であることに疑いの余地はないでしょうから、そうした意味でもこれからが非常に楽しみな作品になりましたね。
主人公が今後どのようなマゾ調教を受けるのか、注目したく思います。

(個人的には当たり判定の広さがフェティッシュな魅力を醸し出しているふとまし系ヒロイン、リホコの活躍に期待したいところです)

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思わず踏まれたくなってしまいますね。

というかこの作品、ヒロインが全員ビッチっぽくて凄くいいですね。
全然知らなかった。
加えて、あんなにかわいい妹がいる時点ですでに勝ち組であるにも関わらず、高嶺の花系のお姉さんに果敢にアタックするなどしてはそのマゾ精神を遺憾なく発揮する主人公にも非常に好感が持てますね。
今後に期待します。











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