水の音、無形の雫

アニメやゲームのレビュー、日常の様々な事象に関する考察など。C86・3日目東P21a

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秋期新作アニメレビュー(2) 『フォーチュン/俺妹/ヨスガ/神のみ』   2010.10.11



本日レビューするのは「FORTUNE ARTERIAL」「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」「ヨスガノソラ」「神のみぞ知るセカイ」の四本です。




・FORTUNE ARTERIAL 赤い約束

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びっくりするほどエロゲエロゲした王道的なエロゲアニメでした。
不自然なほどに自然なフラグの立て方などはいっそ清々しいものがあります。
どうでもいいですが「エロゲみたいな女の子なんて現実にはいない」とはよく言われますが、実際にはエロゲの主人公みたいなイケメンの方が非現実的な存在ではないでしょうか。
登場人物が全員同じ顔に見えるのはきっと仕様です。
出演声優の名前がことごとくアレなのも王道エロゲアニメっぽいです。

オーガスト作品のアニメということで、多くの方がキャベツ作画に期待していたことと思いますが、予想に反して綺麗な作画で驚きました。

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これほど濃厚な湯気を描き込むのはさぞかし手間がかかったことでしょう。
今後もこの作画を維持してもらいたいですね。

また、ホモっぽい生徒会長たちは作中で「6年生」であると名言されていましたが、これは結構斬新かもしれません。
つまり、「6年制の高校」であるとしてしまえば、「18歳以上」であっても「JK」とみなすことが可能になるのです。
なぜ今まで気付かなかったのかが不思議なほどですね。

何にせよ、監督としてクレジットされている名和宗則は「ダ・カーポ」や「乙女はお姉さまに恋してる」など、多くのエロゲ原作アニメに携わっていますが、その経歴に燦然と輝く「聖痕のクェイサー」や「Kiss×sis」といった作品を思えば、否が応にも期待が膨らむというものでしょう。(聖乳を吸うクェイサーと血を吸うフォーチュンですね、などとドヤ顔で発言するつもりはありません)
シリーズ構成の長谷川勝己の名前も無視できませんよね。
もしかしたら思わぬ収穫(もちろんパンツ的な意味で)があるやもしれませんので継続して視聴していこうと思います。






・俺の妹がこんなに可愛いわけがない

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何かと話題の作品ですね。
エロゲ会社の協賛だか協力だかはまあ、ただ単にギャグが滑った程度にしか思いませんが、何よりも問題なのは主人公の妹がこんなに可愛いだけでなく幼なじみまでこんなに可愛いというチートぶりでしょうか。

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この作品はてっきりメタ的な視点でエロゲをネタにする作品だと思っていましたが、なるほど主人公の置かれた環境そのものがエロゲだったわけですね。
実在の作品タイトルを並べてみるなど、確かにメタフィクショナルな表現が随所に見られるようですが、そこには「ネタ」以上の意味はなく、特にこれといった批評性もなければ、むしろ「エロゲ」などは単なる一ギミックに過ぎず、言わば「何か後ろめたいもの」であれば何でもよかったわけですね。

恐らくこの作品はオタクネタがどうこうよりも、素直に桐乃の御御足をイヤラシイ目で眺めたり

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エロゲをプレイしている時の桐乃のクリティカルポイントの「湿度」に思いを馳せたり、そういった楽しみ方が正道なのでしょう。

正直に申しますと、妹いない歴=年齢の俺はこの作品の設定に対する羨望を通り越してもはや嫉妬のような感情によって「俺の妹がこんなに可愛いわけがないがそんなに面白いわけがない!」などと思っていたりもしたわけですが、今となってはただただ桐乃の短パンを頭から被りたい気持ちでいっぱいです。






・ヨスガノソラ

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フラグの立て方があざとすぎて逆に「ネタ」として成立してしまっていました。
「え、エロゲってこういうのでしょ?wwww」という制作者からの声が聴こえてきそうです。
先にレビューしたフォーチュンアテリアルでは「自然なフラグの立て方」が逆に不自然になっていましたが、この作品では「不自然なフラグ乱立」がむしろ「エロゲではよくあること」とメタ的な部分で「自然」になっていたのが非常に興味深い。

なぜかフォーチュンと同じように終盤に挿入されたお風呂シーンなんかでは

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フォーチュンとは逆に湯気の作画が崩壊していました。
こういったところから、実はこの作品は「王道のフォーチュンアテリアル」とは真逆の「アンチエロゲアニメ」作品なのではないかと推測しています。

例えば、この作品のファーストカット、及びフォーチュンのOP開けは共に「電車の中」でありましたが、フォーチュンでは「主人公一人での乗車」だったのが

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この作品においては

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「主人公と妹ヒロイン二人での乗車」であったりだとか――そもそも電車の中から始まるというのがいかにもエロゲ的である一方で、フォーチュンの方ではアバンに副会長様の意味不明な覚醒シーンを持ってきていましたし

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こうした点でも「王道」とのズレを感じつつ、何よりもそう、穹の持つウサギが、フォーチュンで出てきた雪のように白くて丸い、かわいらしい“生きた”ウサギとは対照的に、黒ずんで不気味な存在感を放つ“人形”であった点は見落とせないでしょう。

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フォーチュンの白ウサギ

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ヨスガの黒ウサギ


もちろん、第一話を見ただけで「この作品はエロゲへの批評だ!」などと大それたことを言うつもりはありませんし、両作品のOPテーマがLiaとeufoniusという京アニギャルゲーアニメの繋がりまでをも比較の対象にするようなことはいたしませんが、監督の高橋丈夫の経歴に「聖痕のクェイサー」の名前を見つけてしまっては、否が応にもフォーチュンとの対比を試みたくなってもしまうでしょう。


ところで、先に触れた例の乳首丸出しのお風呂シーンは、それまで一切「パンチラ」が描かれなかったのこ作品における、「パンチラ>乳首」という価値観が明確に提示された場面でもあったのではないでしょうか。
つまり、これまでの多くのアニメ作品で見られた「パンチラは見えるけど乳首は見えない」といった乳首の特権性がついに崩されたわけです。
これは極めて重要と言えるでしょう。
(その後に「パンモロ」が描かれましたが、パンチラとパンモロとではインフレとインフラぐらいの違いがあるのは言うまでもありません)

果たして後に発売されるであろうDVDなりBDではお風呂シーンでどのような魔法が解けるのかに注目したく思います。
まあ俺は買いませんが。






・神のみぞ知るセカイ

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「リアルなんてクソゲー」だと言い切る主人公のイケメンぶりがシリーズ構成の倉田英之の「女は紙かJPEGに限る」という名言に重なりもしますが、何より、前出の「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」と同じくギャルゲーをネタにした作品で同じ倉田英之という名前が見られるのは極めて興味深い現象であります。

また、この作品は主人公が「やりたくもないリアルというクソゲー」をやらされるわけですが、その姿を「興味もないエロゲー」をやらされる「俺妹」の主人公とダブらせる人もいるかもしれません。

もっとも、「俺妹」が「エロゲー」を単なるギミックとして用いているのに対して、この作品では「攻略された“ヒロイン”が攻略中の記憶をなくす」という「リセット」が行われるなど、単なるネタではなく「エロゲそのもの」を再現している点で大きな違いが見て取れます。
フラグ(伏線)の展開と回収も見事な演出で表現されていましたし、極めて非現実的なストーリーでありながら、そこで描かれるのは「現実的なゲームの構造」なのです。

何となれば、第一話のヒロインの中の人が竹達彩奈である点にも何か挑発的な意図を感じずにいられません。

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キャラクターデザインの渡辺明夫がエロゲの原画師でもある点も決して作品の構造と無関係ではないでしょうし、主人公が主に「携帯型のゲーム機」を扱っている点なんかは、昨今のゲーム業界における情勢が的確に現れていると言えるでしょう。
また、主人公がプレイするゲームも、正確にはエロゲではなくあくまで「ギャルゲー」と呼称している点などは、あたかも「この作品にはどんどん協賛してもらって大丈夫です。キリ」というどこに向けたのかよく分からないメッセージを受け取ってもしまいます。
こうした部分も何となく挑発的というか、皮肉が効いている感じがしますね。

何にせよ、言わばオタクの自己言及とも言えるこの作品、大いに注目していきたい所存です。


以上。









秋期新作アニメレビュー(1) 『タクト様/パンスト』   2010.10.05



続々と新作アニメが始まっておりますね。
「STAR DRIVER 輝きのタクト」及び「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」の感想です。




・STAR DRIVER 輝きのタクト

日曜のこの時間はネタアニメ枠になるのでしょうか。
颯爽登場、銀河美少年です。

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正直何が行われていたのか全く理解は出来ませんでしたが、いくつか気になる描写はありました。
例えば、過去様々なBLアニメが放映された枠であるという事実や、銀河美少年などという気が触れたようなコピーを見ても分かる通り、あからさまに腐女子人気を意識しているかのように見受けられるこの作品ですが、主人公のタクト様が着ているTシャツに

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デカデカと描かれた「☆」を「*=肛門」に空目してしまったが最後、学校の敷地にそそり勃つ立派な「桜の木」と、それを囲い込む(咥え込む)ように建てられた凹型の校舎がまるで陰茎と臀部、つまりアナルセックスの隠喩であるかのように錯覚したり

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敵がマシンを動かす際に発せられる「A」を横にしたような記号も

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「Anal」を意味しているのではないかと疑ってしまいもすれば、象徴的に描かれたアーチ状の岩場すらも「穴=アナル」を表しているようにしか見えなくなるでしょう。

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もちろん、アナルの岩場に向かうヒロインっぽい女の子の全裸がケツからのアングルで描かれた点も無関係ではないでしょうし

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ともすればこのヒロインにしたところで、初っぱなからケツを押さえながら登場したかと思えば

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タクト様との面会シーンでは

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汚らしい腹の音と共にこれまたケツを押さえていたわけですから、実は腹が減っているのではなく腹を下しているのではないかとの疑念に駆られたりもするでしょう。
そうなってくると最初の「人工呼吸」も、もしかしたら「人肛呼吸」だったのではないかと勘ぐってもしまいますよね。

こうしたヒロインのアナルビッチぶりまで見せ付けられたとあっては、もはやボーイズラブだけに留まらず、女の子ヒロインまでをも含めたアナルの宴が開催されるのではないかと戦々恐々する次第です。

そもそも「スタードライバー」というタイトルからして「スター(=☆=*=肛門)のドライバー(乗り手)」という、アナルセックスにおける「攻め」の役割を想起させもしますし、また、ドライバーは工具のドライバー(=棒状の挿入物)と掛け言葉になっている点まで考慮すれば、これから先繰り広げられるであろうおぞましい光景に期待せざるを得ないでしょう。
今後も注目していきたく思います。






・パンティ&ストッキングwithガーターベルト

「どうしてこうなった」のか「やっぱりこうなった」のか皆さんはどう思われるでしょうか、ガイナックス待望の新作です。

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やはり特筆すべきはパンツの武器化現象でしょうか。
奇しくも当ブログでは前回のエントリにおいてパンツを取り上げておりましたが、その中でも少し触れたように、昨今のアニメ作品では「パンツという存在の歪曲」がしばしば行なわています。
「これはパンツではなくズボンである」であったり、「パンツが空を飛ぶわけがないからこれは鳥だ」といった具合に、パンツという物質の定義を捩じ曲げるのです。

この「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」においては、パンツは「武器」として扱われました。

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ここで重要なのは、Aパートの第一話とBパートの第二話では別々のパンツであるという点、それから、Bパートラストでパンティさんが「このパンツはもう使えない」旨の発言をしていた点でありましょう。

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つまり、「パンツは武器である」という定義は、決して「ある特定のパンツでなければならない」わけではないということです。
言い換えれば、「一定の条件を満たせばどんなパンツであっても武器に成り得る」ということになります。

では、パンツが武器として成立するための“条件”とは何でしょうか。

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そうですね、パンツが武器足り得るための条件、それは「脱ぎたてである」ということですね。
仮に「どんなパンツであっても無条件で武器になる」のであれば、複数のパンツを常に所持し不測の事態に備えることも可能なはずです。
しかしそうはしなかった。
これは一重に「脱ぎたてでなければ武器としての効力を発揮しない」という事実の裏付けになるでしょう。

この「脱ぎたてのパンツ=武器」という解釈は極めて示唆的と言えるのではないでしょうか。
通常パンツとは脱ぎたてが一番美味しく頂けますし、新品であったり洗濯したてのパンツなどはただの布切れでしかありませんから、そういった現実的な価値観と照らし合わせても「脱ぎたて=武器」というのは妥当な解釈であるというのが分かるでしょう。

タイトルからしてただのお下品アニメかと思いきや、なるほど確かにパンツに関する深い思慮を感じる作品ではないですか。
(パンチラはダメでもパンツそのものであればいくら描いても恥ずかしくない、という昨今の流れをしっかり踏襲しているあたりも流石ですね。)


とりあえず今のところは「ストッキング」に関してもパンツの一種として捉えていますが、今後はストッキングならではの特性を考慮した上での論考も必要になってくるでしょう。
今後の展開が非常に楽しみな作品ですね。


以上。










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