水の音、無形の雫

アニメやゲームのレビュー、日常の様々な事象に関する考察など。C86・3日目東P21a

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お客様がお望みなら 『Rio RainbowGate!』   2011.03.26


今期のベストアニメに「Rio RainbowGate!」を挙げる人は少なくないでしょう。
事実、今月半ばに発売予定だったBD第一巻はあまりの人気に生産が追いつかず発売延期になりましたし、例えばニコニコ動画における第10話の再生数を見ても、「まどかマギカ」の73万再生に対し、6.2万再生という圧倒的な数字を叩き出しています。
なぜ我々はRioという作品にこんなにも惹かれてしまうのか、Rioとは一体何なのか、今回はそのあたりを考えてみたく思います。

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・Rioはどのような作品か

まず始めに、Rioという作品はそもそもどういったものなのか、というところをまとめてみましょう。
結論から言えば、Rioは「魔法少女アニメ」であると言えます。
「敵」が現れて、何かよく分からない能力を使って倒す、という流れは、まさしく魔法少女であると言えるでしょう。
もちろん、「変身」という要素もしっかり取り入れられていますし

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毎回様々なコスプレ衣装を着させられていたり

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「カード」を収集するというストーリーに触れたならば

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我々は往年の名作「カードキャプターさくら」を思い出さずにはいられないでしょう。

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あるいは、今期の魔法少女といえば「まどかマギカ」が人気なようですが

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Rioにおいて、リンダられるシーンが頻繁に描かれるのは読者諸兄もご存知の通りです。

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また、ロールルーラーの能力によって誘導される異空間が、「まどかマギカ」におけるイヌカレー空間に類似しているという指摘や

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(両作品共に「植物」が出現した点は極めて興味深い)


いやいや、この異空間は「男版魔法少女」である銀河美少年のバトルフィールド、「ゼロ時間」にこそ類似性を指摘されねばならないだろう、というような議論も活発に行われていますよね。
行われているはずです。
行われていなければならない。

もちろん、言葉巧みにリオを煽動し、戦いの場へと駆り立てる「淫獣」の存在も確認されています。

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こうしたギミックの数々を並べるだけでも、Rioという作品が魔法少女アニメであることの証左になるでしょうが、ここでもう一点、その綿密なストーリー構成についても述べておかねばならないでしょう。
Rioという作品は、日常→バトル→勝利という極めて分かりやすい魔法少女アニメの構成となっていますが、ループがどうのとか、エントロピーがどうのといったような小難しい考察は必要とせず、基本的にどの話数から見ても確実に理解が出来る構成は、「プリキュア」を始めとするニチアサアニメの系譜に近しいものがあります。

この作品は、深夜に放映されているのが不思議なほどにニチアサ向けの、魔法少女の王道展開を巧みに取り入れた健康的な作品であり、それであるが故に、心無い視聴者からは「安っぽい」だの「茶番だ」だのとネガティブなニュアンスで言われることも多々ありますが、そもそも魔法少女アニメとは総じて茶番劇であるわけですから、そうした茶番劇を、それと分かった上で楽しめる玄人にこそ実は相応しい作品であると言えるでしょう。
決してパチンコ脳のバカに向けて作られている作品などではありません。

また、先ほども述べたように、この作品では「リンダられる」シーンが頻繁に描かれ、あたかも我々のトラウマを刺激し精神的の崩壊を助長しているかのように思われるかもしれませんが、しかしその一方では、リンダられたリンダが頭部を修復し復活する様も同時に描かれているわけですから

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むしろ、こうした一連のシーンには「マミられ」のトラウマを克服し精神の安定をもたらす効果が期待されるとともに、「まどかマギカ」への痛烈な皮肉をも感じ取ってしまうことでしょう。(妹兼親友だと思っていたリナが敵になる=魔女化するという驚愕の展開も含めて)
こういった点からも、この作品の「魔法少女」に対する高い批評精神が伺えます。



・Rioの身体性

この作品では、しばしば基準値を超えたおっぱい(学名「りおっぱい」)が検出されるわけでありますが、この不謹慎なおっぱいには、「場面によってサイズが変わる」という性質が指摘されています。

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確かに、こうして並べてみるとサイズの違いが一目瞭然です。
実はこうしたおっぱいの可変性、すなわち「変身」という要素こそがRioという作品が魔法少女アニメであることの証なのではないか、という話はさておき、この変形型のおっぱい、我々は別の作品でも目にしていましたよね。

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そう、養豚場アニメとして名高い「IS<インフィニット・ストラトス>」におけるシャルルの可変収納式おっぱいです。
場面ごとにサイズの変わるシャルルのおっぱいとリオのりおっぱい、これらを並べて語ることは決して間違いではないでしょう。

もちろん、この可変式りおっぱいのサイズが、上記のキャプチャの通り、着衣>水着となっており、水着>着衣であるシャルっぱいと対になる存在であることは見逃せません。
先述の「まどかマギカ」と同様、今期の人気アニメの一つである「IS」に対してもそのアンチテーゼを隠すことなく表明しているわけですね。

また、この作品は、そもそもキャラデザの時点で総じて奇形であると認識している人は多いでしょう。
この場合の「奇形」とは、所謂「萌えアニメ」のテンプレに属さない、特異なキャラデザであることを指します。(コンビニで売ってる系のエロ漫画に通じる歪なボディバランスなど)
そしてもちろん、奇形キャラデザといえば今期の妹枠、「お兄ちゃんのことなんか全然おちんこ!」が思い出されるでしょう。

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あるいは、常時ヘソ出しという斬新なユニフォーム姿は、「夢喰いメリー」を彷彿とさせもしますよね。(ここでも、メリーちゃんの「下乳」に対し、リオの「上乳」という、他作品への対称性が見てとれます)

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こういった、身体的な特異性においても、他作品に対する批評的な視野を感じ取らずにはいられません。
我々は今、アニメキャラの身体構造を問われています。
(そういえば、公式サイトに「かわいいりおっぱいに注目してくださいませ」という一文がありますが、そもそもおっぱいを「かわいい」と評する姿勢からして何らかの高い意識が伺えますよね)



・まとめとして

さて、以上のようにまとめてみると、このRioという作品が、様々な作品の要素を緻密な計算のもとで柔軟に採り入れ制作されているアニメであることが分かるでしょうし、また、逆に他の様々な作品に影響を与えている側でもあることが伺えます。
つまり、今期はRioを中心に回っていると言っても決して過言ではありません。
Rioという作品は、まさに「ハイブリッドアニメ」と呼ぶに相応しい逸品であり、そのことを知ってさえいれば、「Rioはパチ屋の税金対策のためのアニメだ」などといった間違った見解を述べることなど到底できないでしょう。
我々は今こそ(まどかマギカやフラクタルのような安易なタイトルではなく)このRioをこそ語らなければなりませんし、肉感溢れる女性的なエロスに満ち溢れたキャラクターであるにも関わらず男の気配が一切しないという、処女厨への配慮も忘れないリオにこそブヒブヒ鼻を鳴らさなければならないのでありましょう。
Rioの存在はついにアニメシーンのエントロピーを凌駕しました。

以上。













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女子便所から発生するドラマ 『放浪息子 第7話』   2011.03.09


「放浪息子」の話題です。
先日放映された第7話がちょっと感動的だったので。

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例えば今期で言えば「君に届け」であったり、広い意味では「まどか☆マギカ」や「IS」なんかもそうなんですが、楽しく視聴している一方で「お前ら自分が思ってることちゃんと人に伝える努力しようぜ」とか「報告・連絡・相談をしっかりしてたらここまで捻じれることもないだろうに」とか「とっととコクって爆発しろよ」などといった無粋なことを思ってしまったりもするわけです。

そんな中、我らが女装系主人公にとりんは、極めてナチュラルに安那ちゃんのケータイ番号を入手するのみならず、突発的に勢い任せで告白してしまいます。

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安那ちゃんの方も、「好きの意味が違うよね」といったようなめんどくさいことは言わず、ストレートにオッケーします。
この、恋愛ドラマにしてはあまりにもあっさりとした、しかしてこの作品はべつに恋愛ドラマではないのだからこれでいいんや的なカップリングの成立過程に、他の作品では味わえない清々しさを感じたものであります。

そうした、にとりんの本能的かつ大胆な「男らしさ」とでも言うべき本質が描かれる一方、そのにとりんに特定の感情を抱くオトメたちと言えば、にとりんと安那ちゃんのカップル成立にショックを受けSAN値が急降下することになります。

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皮肉なことに、「男の子になりたい」と願っていた高槻さんの女々しいオトメ気質が浮き彫りになってしまうのです。

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あるいは、「何もしないから」などと言いながらにとりんを強引に家に連れ込むなど、JKに援助交際を迫るおっさんじみた言動を随所に見せていた千葉さんも、家に引き篭もり気怠げな空気を漂わせます。

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何か妙に色っぽくて思わずブヒブヒと鼻が鳴ってしまいますね。

ここで明らかになったのは、男の子になりたかった高槻さんと、おっさん思考の千葉さんの「女の子らしさ」なわけでありますが――「女の子になりたい男の子と男の子になりたい女の子」などと謳っているわりには、その主人公たちは誰よりも「男の子らしい男の子」と「女の子らしい女の子」だったわけですね――それらを巧みに演出していたのが「女子便所」という空間でした。

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内面の「女」が露呈してしまう二人によって、二度の会談が行われたのが、「女子便所」という聖域(性域)であった点は看過できないでしょう。
この二人は紛れもなく「女」であると宣言すると同時に、男には立ち入ることの出来ない場所――女子便所とは「男性」を排除する隔離空間である――での対話を通して、この二人は(特に高槻さんは)結局はどうあっても「男」にはなれない、どうあがいてもその内に秘めた「女」を消去することはできないという、切なくも無慈悲な現実が突き付けられるわけです。
もちろん、その際に描かれた高槻さんの生理描写を見落とすことなど絶対に出来ません。

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女子便所という隔離空間、そして生理という「女性」特有の現象、これらがこの第七話における最重要ポイントでありました。
本作でシリーズ構成を務める岡田磨里と言えば、生理(またはそれに準ずる)表現を多用することでも有名ですが(一番分かりやすいのはDTB二期)、この、ターニングポイントともなるべき回で高槻さんの生理が描かれたのには大きな意義があったはずです。(今回の話だけでなく今後の展開への布石でもあるのではないか。)

また、「便所」という空間のドラマ性が描かれたのも決して無視できないでしょう。
便所には人を集め、人生を交錯させるだけの魔力があります。(例えば、ある意味この作品の対極にある「君に届け」でも、「便所」での井戸端会議からドラマが展開されていました。)
事実として、OPでは便所における男女のピクトグラムが象徴的に描かれていますし

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にとりんが「変身」するための装置としても機能しています。

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もしかしてこの作品の舞台は学校ではなく便所なのではないかとも思ってしまいますよね。(同じ岡田磨里作品である「フラクタル」の第5話において、クレインが真っ先に取り組んだ仕事が「便所掃除」であった点からも、脚本レベルで便所の重要性が意識されていることが伺えます)


さて、以上のような、便所空間のドラマ性であったり、生理表現に関する新たな議論に目を奪われるのも結構なことなのでありますが、これらの問題と同様に、あるいはそれ以上に大きな関心を引かれるのがアンニュイモードに突入した千葉さんの生活態度についてでありましょう。

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つまり、「誰かの愛人になろうかしら」などと普通は思いつかない極めて性的な発想を口に出しつつくだを巻く千葉さんは、この日(あるいは次の日も)果たしてお風呂に入ったのか否か、この一点をこそ考えたい。
学校辞める宣言して登校拒否するほどに「無気力になった」人間がお風呂に入る気力が沸くものか否か。
また、寝間着に着替えることはあっても、パンツまで履き替えるのはめんどくさいのではないか、すなわちパンツはきかえてない可能性も捨てきれないのではないか、そういった議論をこそ我々は推し進めなければなりません。(ヘタすると便所に行くのすらめんどくさくなってペットボトル排泄を行う可能性さえも。)

と、いったあたりで、上記の千葉さんお風呂入ったのか否か問題をいつものように丸投げして、有意義な論が出てくることに期待しつつ締めたいと思いますが、最後に一つ、にとりんと安那ちゃんの交際にショックを受けてしまった千葉さんですが、彼女の性格(性の格=性欲の強さ)を考えるならば、しばらくして立ち直ったら絶対に「にとりん×安那ちゃん」でオナニーするはずだと断言しておきます。


以上、気怠げに弛緩した千葉さんの画像を貼り付けたかっただけの記事でした。













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