水の音、無形の雫

アニメやゲームのレビュー、日常の様々な事象に関する考察など。C86・3日目東P21a

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パンツ/亀頭 『夏待ち/プリキュア』   2012.03.05


・イチカ先輩のパンツ問題(あの夏で待ってる)

随分長い間放置していたイチカ先輩のパンツ問題についてです。

どうしても腑に落ちないカットが一つ、イチカがお風呂に入っている時に映し出された脱ぎたての衣服。

natsumachi1.jpg


その中にパンツとブラが見当たりません。通常であれば、パンツやブラは最後に脱ぐ=一番上に積み上げられるものですが、そこに描かれていたのはあたかも最初からパンツやブラなど存在しなかったかのような光景です。
女性特有のエチケットとして、衣服の中に隠す、という可能性も考えられなくはないですが

natsumachi2.jpg


平気で風呂のドアを開けるような女性がそのような発想を持ちあわせているとは考えられません。
すなわち、イチカは最初からノーパン/ノーブラだった、またはこの世界には下着という概念が存在しない、このどちらかということになります。



以上が、以前書いたレビューでの問題提起でありますが、そろそろ結論を出してもよい頃合いだと思われます。
結論から言えば、第一話の時、イチカ先輩はパンツをはいていませんでした。「イチカ先輩だけ」が、パンツをはいていなかったのです。
なぜならば、美桜という人物の存在によって、この作品が「パンツ的に意識の高い作品である」と言えるからであり、例えば第六、七話におけるパンツはき忘れ事件とその弁明においては、そもそもパンツとは何なのか、何のためにはくのか、といったきわめてラディカルな問題を突き付けられます。

pantsu1.jpg

pantsu2.jpg

(先ほどイチカ先輩だけがパンツをはいていなかったと述べましたが、もちろんその時美桜もはいていなかった可能性は高い)

四月からの第二期が待たれる「咲-Saki-」を始め、「パンツはいてないアニメ」はいくつか確認されていますが、演出上の必要性によるもの(パンツ規制へのカウンター=パンツはいてないから恥ずかしくない)や、単なる作画ミスなど、その多くは「パンツはいてない」というよりは「パンツ描いてない」と言うべきものであります。
一方で、この作品での美桜という人物は、意図的に「パンツをはかない」わけです。そして、そのことが哲朗との仲を進展させるためのギミックにもなっている。
すなわち、脚本レベルで、あるいはキャラクター設定の段階で、パンツに対して強烈な意識が向けられていることが伺えます。
したがって、第一話での例のカットも、単なる作画ミスだとは言い難いわけで、そうなると導き出される結論は一つ、イチカ先輩は地球にやって来る際にパンツをはいて来なかった、ということになります。
また、そのことから、イチカ先輩の出身の星ではパンツ(というよりブラも含めた下着)という文化が発展していない、下着を身につける習慣がない可能性が考えられますが、その辺りはまあ置いておくとして、上述の事柄から、第一話のレビューの中で指摘した

例えば、電車の中でイチカが「どうしてこんなに目立ってるのか」と自問するシーンがありますが

natsumachi5.jpg


ノーブラで乳首が立っていたから、ないしパンツはいてないことが周囲にバレたからであると考えると辻褄も合うでしょう。



といった解釈は正しかったのだと確信するに至った次第であります。
イチカ先輩は、料理のセンスやコミュニケーションの作法など、常に何か「間違っているかもしれない」ということが強調されてきましたから、地球にやって来る際に「間違って」ノーパン/ノーブラで来てしまったとしても、何らおかしな話ではありません。
繰り返しになりますが、結論として「一話の時点ではイチカ先輩はパンツをはいていなかった」と断言させて頂きます。
(美桜によって提起された「パンツとは何のためのものか」問題はまた別の機会に考えましょう)



・キュアピースの亀頭問題(スマイルプリキュア!)

kitou1.jpg

kitou2.jpg

kitou3.jpg

キュアピースさんといえば亀頭に酷似したヘアースタイルが話題となっていますが、その話をする前に、二年前に放映された「ハートキャッチプリキュア」を思い出さなければなりません。

ハートキャッチプリキュア!に学ぶ新しい保健体育のはなし

~前略~

“女性器”の暗喩として語られることの多い“花”という要素が、物語に密接に関わっていることも決して無視することは出来ません。

世の男性諸君のお楽しみ、“変身シーン”なんかでは、花ビラの舞う中で刺激的な格好をしたお姉ちゃんが“回転”するわけですから

P3


これはどう控え目に見ても花ビラ大回転のメタファー以外には考えられません。

~中略~

あるいは、第三話なんかでは、蒼の子キュアマリンによる盛大な潮吹きが描かれたりもしました。

P14.jpg

15.jpg


このようにして見ると、“花咲つぼみ”という主人公の名前にしても、もはや女性器のビラビラ及びクリトリスの隠喩であるとしか思えません。



以上のように、「ハートキャッチ」では「女性器」をモチーフにしたキャラクター造形がなされておりました。であれば、逆に「男性器」を模したキャラクターが登場するのも決して不自然ではなく、その存在を肯定するのは難しい話ではありません。
むしろ、我々は今、テレビの前の女児たちに向けて無修正の亀頭が露出されている意味をこそ考えるべきなのでしょう。
そのためには、昨年放映の「スイートプリキュア」、そしてもう一度「ハートキャッチプリキュア」を振り返る必要があります。

kitou4.jpeg

キュアミューズさん。
御年9歳のょぅι゛ょ。

bba4.jpg

キュアフラワーさん。
御年67歳のろぅι゛ょ。

彼女ら二人のプリキュアの存在を考えることによって、キュアピースさんの存在意義が見えてきます。
キュアフラワーさんとキュアミューズさんの共通点は、他のプリキュアたちとの極端な年齢差です。この年齢設定には大きな意味があり、9歳のょぅι゛ょは生理が来ていない可能性がきわめて高く、また67歳のろぅι゛ょは一般的に考えて既に閉経しています。
つまり、この二人の存在によって、「プリキュアに変身するのに生理は関係ない」という結論が導き出されます。
そして、生理がなくてもプリキュアに変身できるということは、「男の娘」であってもプリキュアに変身できる可能性が高い、ということになります。将来的に、男の娘プリキュアの参戦もあり得るわけです。
とはいえ、女子であることが前提とされている風潮の中、いきなり男の娘が登場すればテレビの前のちびっ子たちは少なからず動揺するでしょう。もしかしたら混乱のあまり泣き出してしまう子もいるかもしれません。
そこで、キュアピースさんです。
つまり、男の娘プリキュアを出す前段階として、まずは視覚的に男根に慣れてもらおうというわけです。
性別はあくまで女子として、しかしそのビジュアルで男性的なシンボルを表現することで、男の娘プリキュアをスムーズに挿入するための愛液あるいは先走り汁的な役割を期待され生み出されたのが、キュアピースさんなのです。
「ハートキャッチ」の公式サイトで、えりか様のプロフィール欄に「たまたまにキズ」という表記を確認した方は多いかと存じますが、思えばその頃から東映は「男の娘プリキュア」の参戦を計画していたのかもしれません。
以上。





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