水の音、無形の雫

アニメやゲームのレビュー、日常の様々な事象に関する考察など。C86・3日目東P21a

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   2013.02.20

テーマ:アニメ・感想 - ジャンル:アニメ・コミック Tag [駄肉]

いわゆる「萌えアニメ」を好むわれわれのようなシンシのことを「萌え豚」と他称/自称するようになったのはいつ頃からだったでしょうか。萌え豚あるいは「ブヒる」という言葉の流行とともに、いつしか萌えアニメは「養豚場」と呼ばれるようになりました。
そうして養豚されたわれわれは今、「シコる」という新たなパラダイムへとシフトしています。
この「シコる」という言葉は個人的に気に入っていて、これまでに使われていた「萌える」「ブヒる」といった叙情的な表現に対して、より即物的で刹那的な情欲のあり方を真正面から捉えているように思います。また、一時期流行った「ペロペロ」のような、双方向コミュニケーション表現とも違い、あくまで利己的で孤独な「作業」である点も、われわれと画面の向こうの美少女たちとの関係を如実に物語っています。
つまり、「シコる」とは、画面の向こうの美少女たちは、あくまでオカズにすぎず、リアルな「恋人」になることはできない存在であり、われわれはただただ右手ないし左手を反復運動するより他ないのである、という諦念、哀切、無常感を内包した言葉であり、そういった意味では、「萌える」や「ブヒる」に比べて、即物的でありながらもよりエモーショナルな表現であると言えるのかもしれません。

ところで、われわれがブヒブヒと鳴くことをやめ、シコシコとカクようになった今、「養豚場」のあり方も少し変わりつつあるようです。

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今期、われわれをシコらせ続けているのは「駄肉系ヒロイン」たちです。
文字通り「“幅”を利かせて」います。
駄肉系ヒロインとは、その名のとおり、身体に魅力的な「駄肉」を携えたヒロインであり、某メイド長いわく「駄肉」とは、「人格的母性のない肉」であり、また「緊張感のない肉」であるということです。
(つまり、例えば駄肉と言われて真っ先に思い浮かぶであろうこのお方

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『RD 潜脳調査室』のユキノ嬢などは、きわめて母性的であり、また並々ならぬ緊張感に満ちているため、駄肉系ヒロインには当てはまりません。)

駄肉系ヒロインとはもっと、プニプニで、柔らかくて、体温高めで、だらしのない、油断しきったシロモノであると。
そして、そんなオカズブロイラーとでも言うべき駄肉系ヒロインの飼育、それが、われわれの故郷である「養豚場」の新しいありようです。それは大変喜ばしく、とても幸福なことだと思います。

さて、駄肉系ヒロインとは、決してキャラデザや作画によって分別されるものではありません。例えば『中二病でも恋がしたい!』なんかは、京アニ作品特有のふっくらムチムチした女の子が多数見られましたが、その中でも駄肉系ヒロインと呼んでよいのは「見た目よりぽっちゃりさん」と言われたニクサマーただ一人です。
つまり、単純な見た目の比較ではなく、作中における言及、またはそうだと推測される描写があるか否か。それこそが駄肉系ヒロインを考える上で最も重要なファクターになります。
『まおゆう』における駄肉さまや、『はがない』における肉なんかは、セリフとして直接的に言及される分かりやすい例となるでしょう。
では、セリフでの言及ではなく「そうだと推測される描写」とはどのようなものでしょうか。
ここでは、かつて一世を風靡した『ストパン』の搾りカス上位互換である『ビビッドレッド・オペレーション』に着目します。

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第四話において描かれたひまわりちゃんの部屋です。散乱するペットボトルと「ピザ」の箱が目を引きます。(ひまわりちゃんのボトラー疑惑に関しては今は置いておきます。)
「ピザ」というのはそれだけで「駄肉」をあらわすスラングとして使われることもしばしばありますが、そのような単純な話ではありません。というか、そのことも含めてなのですが、ここでまず確認しておきたいのは、ひまわりちゃんのヒキコモリ体質についてです。
ヒキコモリには二種類のベクトルがあります。一つは、暗くジメジメした部屋で「ロクに食事も取らずに」生活を続けた結果としての「虚弱型」で、これは多くの場合貧相な身体となります。病弱キャラに多く見られるでしょう。
もう一方は、暗くジメジメした部屋でロクに運動もせずに「食っちゃ寝を繰り返す」ことによる「肥満型」です。ひまわりちゃんはこちらに該当します。
第六話の水着回では、その豊満な胸肉が暴れ回っておりましたが、これが単なる巨乳ではないことが、上記のシーンからは伺えます。

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ひまわりちゃんの巨乳は、決して「発育が良い」のではなく、ヒキコモリ生活(=運動もせず食っちゃ寝を繰り返す)によって培養された後天的な「贅肉」であるということです。そしてそのことが表現されていたのが、上述の「ピザ」なわけです。
つまり、山積みにされたピザの箱は、ひまわりちゃんの食生活を暴露するとともに、その胸部に付いている肉が、紛れもない「駄肉」であると訴えかけているのです。繰り返しますが、ひまわりちゃんの巨乳は「おっぱい」ではなく「駄肉」です。
もちろん、上述の部屋の散らかり具合が「人格的母性のなさ」や「緊張感のなさ」を同時に表現しているのは言うまでもありません。
(なお、ひまわりちゃんに匹敵する/匹敵していたヒキコモリ女子であり、ここまでに挙げた「駄肉」とは違った観点からの駄肉系ヒロインとして、ささみさんの名が挙げられます。

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ささみさんは、どちらかと言えば虚弱型の身体であると思われますが、明らかに無駄な肉であり、人格的母性を備えてもいない「肉腫」を擁しています。この肉腫はある程度の「緊張感」を有しており、これまでの駄肉と同列に語ることは出来ないものの、正統派駄肉系ヒロインの変異種あるいは互換種として留意しておくのは悪いことではないでしょう。肉腫が生えてくるのが胸部であるという点も、「おっぱい」と「胸肉(駄肉)」とのあいまいな境界線への示唆に映ります。
また、かがみが飼育するウサギの「肉ちゃん」に目配せしておくのもよいでしょう。

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このウサギもいずれ美味しそうな「駄肉ちゃん」になるやもしれません。)

以上のように、今期は――ささみさんは特例であるとしても――その肉感を問答無用で名言されている『まおゆう』の駄肉さま、および『はがない』の肉にくわえて、『AKB0048』では暴食系アイドルの仏像がおりますし、先述のように間接的に言及されている『ビックンビックンオナペット・ケツローション』のひまわりちゃんの他、作中で一度は駄肉を身につけ、駄肉系ヒロインとしての資質(脂質)を存分に見せつけてくれた『アイカツ』のいちごさま、同様に、一時はゴキゲンな体重となった『みなみけ』の夏奈(残念ながらどちらも“リバウンド”してしまいましたが……)、などなど、そこかしこで「駄肉」の活躍が見受けられます。

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これは大変喜ばしく、とても幸福なことです。らぶゆーです。
なぜなら、女の子とは柔らかくあるべきであり、柔らかくない女の子など存在すべきではないからです。
そして、女の子の柔らかさとは、往々にして駄肉によって担保されています。(「皮下脂肪」という言い方もありますが、「駄肉」のほうが美味しそうですし、夢のある言葉だと思います。)
また、女の子が駄肉を蓄積していき、ある一定のラインを越えたとき、すなわち「女の子のかたち」ではなくなった時、それはただの「豚」になり、女の子ではなくなります。ですから、女の子たちは、そのギリギリのラインを綱渡りすることが求められるわけです。(われわれが好きなのは豚ではなく“豚のような”駄肉なのですから。)
そういう「ギリギリ」なものを、男は愛でる傾向にあります。「ギリギリ見えそうで見えない」もの、「ギリギリ挿りそうで挿らない」ナニか、「ギリギリ漏らしそうで漏らさない」状態、それらと同じように、われわれは「ギリギリで女の子のかたちを保っている」駄肉を見て、言いようのない興奮を覚え、シコります。

やや話が逸れたような気もしますが、要するに今期は駄肉がアツい(厚い)! ということです。
もちろん、駄肉系ヒロインは突如としてあらわれたわけではなく、前兆はありました。それは先述の『中二病』における「見た目よりぽっちゃりさん」なニクサマーであり、さらに遡ると、「ぽっちゃり幼馴染」と公式にアナウンスされた『アマガミ』の梨穂子、あるいは『はがない』の肉にしても、二年前の第一期の頃には既に観測はされていました。探せばいくらでも存在はしているのでしょう。
しかし一方で、先日の記事でも取り上げたように、『たまこまーけっと』において、まるで自分こそが駄肉の象徴であると言わんばかりの「豚のような鳥」が縦横無尽に飛び回っている姿を見るにつけ

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同一クールに「ササミさん」や「カシワ崎星奈」が存在しているのはどうしても偶然だとは思えません。(なお、「肉ちゃん」と名付けられたウサギに関して、昔からウサギは「鳥」とオナじように「一羽、二羽……」と数えるということを指摘しておきます。)
なので、決して新しいヒロイン像というわけではありませんが、「駄肉」というキーワードの登場と、われわれ自身の「ブヒる」から「シコる」へのパラダイムシフトによる「養豚場」のリノベーションによって、ようやく体系(体型)として表面化してきた「駄肉系ヒロイン」を、今後とも注意深く見守っていく必要があるのではないでしょうか。

いつの頃からか、女性に対して興味を示さない男のことを「草食系」などと呼んで蔑視するようになりました。これは主に女性の側から言われる言葉ですが、われわれは今こそ声を大にして反論しなければなりません。

われわれは決して草食になったのではない!「貧乳はステータスだ」などと甘えた戯言を抜かし、ダイエットだのデトックスだのと言って駄肉をそぎ落としていったのは君たちのほうじゃないか!食うべき駄肉も提供せず、よくもぬけぬけと草食などと言えたものだ!もっと油物を食え!デザートを躊躇するな!食ったらすぐ寝ろ!食物繊維など摂らなくていい!ハイ(ル)カロリー!

というわけで、そうですね、駄肉系ヒロインの台頭は、われわれの悲願であったのと同時に、世論への反逆の狼煙でもあるのかもしれません。

以上。
ちなみに今日の晩ご飯は野菜カレーとトマトサラダでした。








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