水の音、無形の雫

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2014年冬期新作アニメレビュー 『ズヴィズダー/セシル/妹ちょ/(ゴールデンタイム)』   2014.02.11


◆世界征服~謀略のズヴィズダー~

治安の悪さが有名な立川で、今度は世界征服を企む組織が動き出しました。
ASS太という名の主人公が今後どのような開発をされるのかはさておき、第二話で描かれた「ロボ子が便所から出てくる」場面は誰もが引っかかりを覚えるでしょう。

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単純に考えて、このロボ子には排泄器官が備わっており、もしかしたら「内臓」が内蔵されているのかもしれない、ということです。(あ、今のダジャレで笑えなかったらもうこの先笑うところないですよ。)
第四話では、ロボ子が補給しているエネルギー源が特殊な燃料棒などではなく普通の「ウド」であることが判明しました。つまり、少なくともウドを消化・分解し何らかのエネルギーに変換する装置=内臓が備わっていると考えられます。
いずれは「ロボ子の命題」として語られるべき問題ですが、今はまだ指摘だけに留めます。
第二話に話を戻すと、この回ではASS太がズヴィズダー本拠地において「食事」を征服するまでが描かれました。

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食事を征服するということは、その結果によって得られるもの、具体的にはヴィニエイラ様の排泄物をも征服したことになります。なぜなら、排泄物とは食事によって取り入れた各種物質の成れの果てだからです。
つまり、ヴィニエイラ様のかわいいお尻から排泄されるであろうギャラクティカな物質の成分がいかようなものになるのかは、すべてASS太の調理にかかっている、ヴィニエイラ様にどのようなモノ(固い・柔らかい・臭い・いいにおい・濃い・薄い・など)を排泄させるかはASS太次第だというわけです。食事をつくるということは排泄物をつくるということに他なりません。
このことは、「食卓から墓場まで」というサブタイトルが、「食卓」とは文字通り食事をする場または食事という行為を指し、「墓場」とはその食されたモノの行き着く先、すなわち「便所」を意味しており、食事と排泄がワンセットで考えられていることからも分かります。
第三話において、食事の場で喫煙しようとしたおっさんにヴィニエイラ様が放った『テメーは飯を食ってる横でうんこの臭いがしたらどう思う』との言葉からも、「食事」と「便所」の密接な関係を見て取ることができるでしょう。

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このとき、『うんこの臭いはまだ身体に害はない』とも仰っておられましたが、そういえば、第二話を見ても分かるとおり、ズヴィズダー基地では食卓のすぐ側に便所がありましたよね。ヴィニエイラ様は、これまでにも何度かはうんこの臭いが漂う中で食事をしており、だから「身体に害はない」と知っていたわけですね。(これはしかし、さすがにビフォーアフター案件だと思います。)
ロボ子の命題も含め、このアニメでの便所と食事の関係はこれからも注目していく必要があるでしょう。
なお、作中で度々出てくる「ウド」には、アミノ酸の一種「アスパラギン酸」が豊富に含まれており、尿の合成およびアンモニアの排出をつよく促進する効能が認められています。


◆ウィザード・バリスターズ~弁魔士セシル

「便魔士」の名にふさわしい、上質な便所アニメになりました。

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第三話では、須藤性汁がヘッドハンティングの誘いを受けた件を話す会議場として、続く第四話では穂樽夏菜とハチミツさんの関係性に関する議論の場として便所が選ばれていました。
また、第四話における、被告人との面会でガラス越しのペロペロを受けたセシルが、『やっぱりあんなやつの弁護無理です』と被告人をdisっていた場面での、排泄物のみならず「本音が漏れ出す場」としての便所の有用性も見過ごすことはできません。

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このアニメでは、(他の便所アニメと同様に)便所とオナじぐらい食事描写が多いことも指摘せねばならないでしょう。
第三話では『セシルンに仕事が回るのが悔しいの?』『正直そうです』といった、「本音が漏れ出す場」としての食事風景が描かれました。

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第四話でも仕事場とは違う本音を交えた会議の場として機能しており、作品を通して「食事」が「便所」との対比になっていることが分かります。

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もっとも、上記の(第四話での)便所描写のすぐ後に「カレー」をつくっている場面が描かれたのはさすがに度が過ぎるとは思いますが。

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そして、第五話ではついに、便所が殺人の舞台になってしまいもします。

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アバンで血に染まる便所が描かれると、次いでOP明けすぐに(ケチャップがブッカケられた棒状のナニかを含む)食事シーンが描かれもしました。

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これまでの便所と食事の対比が回収されたわけです。もちろんその際には、お弁当とともに陳列された「白いボトル」と「赤いケチャップ」が、「白い便器」と「赤い血液」の比喩になっていたりもするでしょう。食卓から墓場まで。

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このように、(第五話サブタイトルの「シックス・ナイン」が示すとおり)性行為におけるシックスナインのイメージと同様に、このアニメでは便所と食事が相互作用し合いながら互いが互いをハッテンさせていく関係であることが繰り返し描かれています。
ですから、作中において魔術使いたちが「ウド」と呼称されているのにも何らかの意味があるように思えますが、そこのところはまだ明確には分かっていませんので、指摘に留めます。
なお、中国では「弁当」を「便当」と表記するなど、「弁」の文字を「便」に置き換えられることがあるようです。


◆最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。

第一話から三回連続で便所が出てくる意識の高さが話題となっているアニメですが、やはり、第一話での便所描写について語らねばなりますまい。

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TSTを装着させられた美月が便所に篭もる場面ですが、ここでわれわれは革新的な描写に遭遇します。
一度外してから三分が経つと再び外せるまでに一時間かかる、というTSTの特性により、「便所の中でおしっこを我慢する」というシチュエーションが生まれました。
排泄する場(してもよい場)である便所にいるにも関わらず、出さずに我慢しなければならない。これまで様々な便所を語ってきたわれわれにとっても、きわめてエポックメイキングな出来事でした。
一時間のおしっこ我慢を経て、最後に無事開放された美月の表情は、便所論壇における新時代の幕開けを感じさせる、喜びに満ちたものとなりました。

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このとき、日和が美月に憑依する場面もありましたが、ここでは憑依した日和が美月の「尿意」を継承するという描写がされており、「内臓」を持たない存在であるゴーストが、生きた人間特有の「尿意」を感じるというのがとても面白かったですね。

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他人の身体を借用することにより、ゴーストであっても尿意を獲得することができるわけです。これも新しい発見となります。
また、このアニメにおいても、便所と同様に食事の場面が多く登場することを述べておくのもよいでしょう。

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特にスイーツが多い印象を受けます。女の子はスイーツが大好きですし、男の子はスイーツが大好きで糖分によって丸々と脂肪を蓄えた女の子が大好きです。(その話はまた別の機会にしますが。)
とにかく、このアニメでもまた、便所と食事の関係に注目するのは無駄なことではないと思います。
なお、第二話では、便所論壇人のあいだではオナじみの、「変身する場」としての便所の機能が描かれています。

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便所の中で着替えを行うのは『放浪息子』のオマージュですが、そういえば第一話では、ふいに美月(=血の繋がっていない異性の同居人)の着替えを覗いてしまうという、『true tears』のオマージュシーンも描かれていたことを付け加えておきます。


◆ゴールデンタイム

最後に、誰もが経験したことのあるリアルな大学生活が描かれており、現在2クール目が放映中の『ゴールデンタイム』についていくつか述べておきます。

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第一三話での、「ゴースト尿意」の話です。
イベント出演への緊張のあまり便所に行きたいという加賀香子に、リンダ先輩から『すでに三〇回ぐらい便所に行っているのだから君の膀胱は空であり、その尿意は「ゴースト尿意」である』という旨の発言がなされます。
この「ゴースト尿意」について少し考えてみますと、たとえば第一五話における、便所に行きたいけども豪雨の中で便所まで行くのは大変である、だから水着になって雨の中ではしゃぐことでごまかそう、という謎の発想が描かれた場面。

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便所を背景に豪雨の中水着姿で抱き合う男女、という意味不明な絵面に関する考察は他の誰かにお任せして、このとき、確かに便所の存在が主張され、また尿意がアピールされていたにも関わらず、結局「便所の中」が描かれていない、という点にこそ着目すべきでしょう。
このアニメでは、「便所に行ってくる」という言動はなされても、内部が描かれません(第一七話、喫茶店でのシーンなど)。これは、たとえば上記に挙げてきた作品なんかとは一線を画しています。
その存在は明確に描写されていても実態が描かれない、まさに「ゴースト便所」と呼ぶにふさわしい現象です。

このことは、加賀香子という人間に「内臓」が内蔵されていないことを示しているのかもしれません。
第一五話の最後で交通事故があり、続く第一六話では、車から「おりる/おりない」という話がされました。このとき「おりる」か「おりない」かの選択があり、結果として加賀香子は「おりない」ことを選んだわけですが、この「おりる」ものが経血の隠喩であることは明らかで、つまり加賀香子はこのとき始めて「生理」を獲得するチャンスがあったわけです。逆に言えば、それまでの加賀香子には生理が来ておらず(=「おりる」ものがなかった)、それは内臓が内蔵されていないことに由来していたと考えられます。加賀香子は内臓の獲得を拒んだわけです。
それらのことは、第一三話で加賀香子が「焼きそばをつくるフリをする」場面からも見て取ることができます。

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ゴースト便所に対応するかたちであらわれた「ゴースト調理」です。
内臓を持っていない存在であるがゆえに、内臓の中に収まるものをつくることができないということです。

というような、「加賀香子の命題」をずっと考えていたのですが、実はもうひとつの可能性があることに気付いてしまいました。
このアニメでもっとも象徴的なゴーストといえば、やはり主人公・多田万里のゴーストですよね。

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多田万里のゴーストは、たびたびリンダ先輩への執着を語るなどしては視聴者にイライラを与える(あたかも、この女々しいゴーストによってわれわれの膀胱に尿意を植え付けられているかのような)ストレス装置として作用しているわけですが、このゴーストをいかに成仏させるか、というのがこのアニメの主題であるように思われます。
そして、ゴーストを成仏させるために必要なものといえばもちろん、TSTです。

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内臓がないかのように思われる加賀香子の振る舞い、決して便所の内部は覗かせない秘匿性、そしてゴーストの存在。
間違いありません、加賀香子はTSTを装着しています。
思い起こせば、大学生の男女が一晩一緒に過ごしてナニもないというのは、いくらアニメであるとはいえ不自然すぎるとは思ってたんですよね。描写されていないだけでヤルことはヤッてるのではないか、とも考えたのですが、加賀香子がTSTを装着していると考えるとすべて辻褄が合うのですね。
今後どのあたりのタイミングで解錠されるのか、注目です。

以上、出遅れ気味ではありますが今期の注目作をレビューしました。




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