水の音、無形の雫

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けいおん!!は日常系ではなかったらしい   2010.06.12



前回の記事では「日常系エロゲ」というものについて考察しました。
今回はその記事に対する補足、注釈的な内容になります。

日常系エロゲは成立するのか


さて前回、“日常系”の定義として以下のような要素を抽出しました。

・男が絡まない=恋愛/エロ要素の排除

・主人公を明確化しない

・物語性がない(物語に連続性がない)

・キャラが成長しない

・舞台が限定されている


そして、こうした要素を抜き出すためのサンプルの一つとして“けいおん!”をチョイスしていたわけでありますが、ここに一つの誤りがありました。

というのも、このけいおんという作品は、原作やアニメ一期はともかく、現在放映されているアニメ二期に関して、「もしかしたら“日常系”じゃないかもしれない」という疑惑が発生したのです。


一般的に「日常系アニメ」と呼ばれるけいおん!!ですが、例えば「舞台の閉鎖性」であったり、「恋愛/エロの排除」という部分に関しては“日常系”のフォーマットに沿っていると言えるでしょう。

しかしその一方で、特に第7話以降、これまで“現在”に主軸が置かれ、あくまで「今ある日常」を描くだけだったこの作品で、「OBの女子大生」や「今後の進路」といった“未来”が描かれたり、あるいは回想シーンによる“過去”の掘り下げが行われるようになりました。

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また、さわちゃん先生の同僚や近所のお婆ちゃんなど“大人”が多く描かれるようにもなりましたし、一期の頃に比べてクラスメイト、「個性を持ったモブキャラ」が大量に投入されてもいます。

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つまり、一期の頃は「軽音部+数人の関係者」という、ほぼ密室で“点”として描かれていたこの作品に、新たに“時間”という縦軸と“社会”という横軸で二本の“線”が描かれるようになったのです。

そしてそのことは、けいおん!!という作品に「物語性」が付与される要因となり得るわけです。


それが証拠に、例えば第7話から第9話にかけて、「女子大生となったOBの姿→今後の進路(唯の未来予想)→進路にも関わってくる試験」というように、なんたることか、一話完結だと思われていた(思い込んでいた)この作品に“伏線”という要素が加えられ、「物語の連続性」が生まれてしまっているではありませんか。

あるいは、一期や原作に比べ明らかに頻度が上がっている“過去の回想”に関しても、同様に「キャラクターの成長」という「物語」が発生しています。

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また、ユイアズという公式カップリング、つまり「百合恋愛(に成り得る素材)」が提示された点も見逃すことは出来ないでしょう。

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ここまで「物語性」が出てきてしまった作品を「日常系」と呼ぶには少し違和感を感じてしまいますよね。

もちろん、じゃあ「非日常系」と呼べばいいのか、などという簡単な話ではありませんし、そもそも「日常系」という言葉自体が定義も曖昧で人によって千差万別な言葉ですから、「これは~が~だから~なんだよ!」とキバヤシ先生のように一概に述べることなど出来ないのは分かりきっています。

しかしながら、一方で、いくつかの「日常系と呼ばれる作品」を並べた上で朧気に見えてくるフォーマットとこの作品を照らし合わせた時に、どうしても他の作品とはズレて見えてきます。

そしてその微妙な“ズレ”からは、京アニによる「脱・日常系」というコンセプト、あるいはアニメ一期、及び原作までも含んだ「アンチ・けいおん!」という自己批評のような意図を感じざるを得ません。

二期第1話において、(俺の)あずにゃんにブタの着ぐるみを着せては所謂「けいおん豚」を揶揄したり、あろうことか唯に「ブヒ!ブヒ!」と鳴かせるなどしては「ブヒ」と「部費」との押韻により「けいおん豚からの部費(=金銭)の回収」という搾取の構造を明言していたりもしたわけですから、京アニの自虐的なまでの批評精神は推して知るべきなのでありましょう。
京アニさんマジカッケーっす。


もはや、第1話を見た時には「ああ、一期とほぼ同じか」と思っていた“二期”が、全くの別物であるようにすら思ってしまいます。
いや、実際意図的に別物にしているのでしょう。
何にせよ、今後どういった「物語」が見えてくるのか、あるいは見えてこないのか。
興味深く視聴を続けたく思います。
個人的には唯がおしっこを我慢したりあずにゃんが肩車状態でおしっこを漏らす話を待ち構えております。



と、いったあたりで、今回は短めに。
まあ、ジャンル論など本来はどうでもよい話で、べつにけいおんが日常系だろうが上条系だろうが何だっていいんですが、とりあえずは前回の記事への補記として、また個人的な頭のエクササイズとして筆を取らせて頂きました。

ではでは、にわかサッカーファンの俺はアルゼンチン-ナイジェリア戦を絶対に見逃せないので失礼します。










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